毎年この季節になるとエアコンの動作チェックをしており、ちゃんと動くかを確認しています。真夏になってイザ使おうと思った時に故障していたら大変ですからね。

動作チェックのついでに価格チェックもしており、いつ壊れたとしてもすぐに買えるよう、買いたい機種の品定めも済ませます。このとき私はいつも2年くらい前に発売された「型落ち」した製品のみ購入対象として検討するのですが、もちろんあなたもやってますよね??

お金を節約し、投資に回せるお金を増やすためにも必要なことなのでポイントを書いておきました。

機能は変わらないのに、型落ち商品だと半額

エアコンは今年発売された新商品と機能はたいして変わらないのに、なぜか2年前、3年前に発売された商品が半額で売られていることがあります。

たとえば価格ドットコムで調べたこちら↓の商品。2018年に製造された商品ですが、発売当初は20万円以上で売られていたのに、現在は10万円前後まで値下がりしています。

価格グラフを見ると、右肩下がりなのが一目瞭然です。こういったグラフを見てしまうと、新しいモデルのエアコンを買うのがバカバカしくなってしまいますね。

数年待てば半額で買えますし、いますぐ買いたい場合でも、数年前に発売された商品を探せば発売当時の半額で買えます。しかも機能は新商品と大差ないわけですから、なおさらお買い得です。

ミーハーな人やマネーリテラシーの低い人は家電メーカーの宣伝に乗せられ、新しく発売されたばかりの商品をよく調べもせずに高値で買ってしまう傾向があります。少し調べれば同じ機能の商品を半額で購入することもできるのに、とてももったいないことです。

最新式の家電を購入したところで、誰かに自慢して見せびらかすわけではありません。型落ちした機種でも生活は十分便利にしてくれます。企業の広告戦略に乗せられ、高額な商品をわざわざ値段が高いタイミングで買わないように注意しましょう。

なお、エアコンの場合は2年程度の型落ち機種が一番お買い得です。3年以上前の商品からは値引き幅が小さくなるのでお買い得感が薄れますし、あまりにも古い機種だと省エネ性能が低いため電気代込みで考えると最新型と差がなくなるからです。2年~3年前に発売された機種を買うのが一番コスパがいいです。

少しでも安くしたければオフシーズンのうちに購入すべし

季節性の家電は、オフシーズンの間に購入すればさらに安い値段で購入できます。

シーズン真っ盛りの間に買おうとすると、需要も高いため高値でも売れるため値段が下がりづらいです。

「麦わら帽子は冬に買え」という投資の格言がありますが、家電も同じです。夏によく使う商品は夏になる前に購入し、冬によく使う商品は夏の間に買ってしまうのがベストです。

エアコンでいえば6月~7月にかけて需要が高まり、8月頃から需要が下がります。価格も同じく6~7月頃にかけて上昇し、8月頃から下がり始めます。

新製品が出始める4月、5月頃は型落ち製品の値段がさらに一段と下がる傾向にあるので、エアコンの買い替えを予定している方や古いエアコンがそろそろ故障しそうだという方は、いまのうちに買っておくことをおすすめします。

家電も株も買い時、売り時は同じ

今回はエアコンを例に出しましたが、家電に限らず株や金融商品も考え方は一緒です。

誰もが欲しがっているタイミングに買おうとすると、需要が高いため値段も高くなりがちです。このタイミング買ってしまうと損をするリスクが高まります。

誰も欲しがっていないタイミング需要が下がっているタイミングであれば安くても簡単に買うことができますし、需要が高まったタイミングで売れば売却益を手に入れることも可能です。

結局、株も債券もビットコインも原油などのコモディティも、あまり注目されていないタイミングで買った人は低リスクで儲けることができています。反対に、誰かが注目し始めた後から買い始めた人は、すでに値段が上がり始めたあとに買っているため高値掴みのリスクばかりが増え、資産はなかなか増えません。

投資に限らず、買いタイミング・売りタイミングは普段から気を付けたいですね。

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