独身で子どもがおらず、恋人もいない。仕事は平凡で給料はたいしてもらえず、貯金はしているが人並み。人生に楽しみもなく、ただなんとなく生きて、いずれは孤独にひとりで死ぬのだろう…。

こんな状態で将来に夢も希望なく、味気ない毎日を過ごしている方はいませんか?

私はまさにこのような感じの人生を送っている状態なのですが、それでも、できれば生きている間に何かを世の中に残したいという気持ちになることがあります。自分の現実を見て無理なことだとわかってはいるのですが、何も残せないまま死んでいくのは、ツライものがあります。

愛する家族がいたり、子どもがいたり、仕事が充実していて大きな成果を残せていたりすれば満足して人生の最期でも気持ちよく旅立てると思うのですが、現実はいつも厳しいです。

このような夢も希望もない方の中には、犯罪に走ってしまう人もいます。カネなし・職なし・彼女なし!で、守るべきものが何もない『無敵の人』に多いそうです。

そんな無敵の人でも実現可能性のある夢のある話として、「褒章を買う」というアイデアを見つけたのでご紹介します。

褒章(ほうしょう)とは

褒章は日本の栄典の1つで、社会や公共の福祉、文化などに貢献した方を表彰するため、天皇から授与されるものです。

日本の褒章制度では紅綬褒章、緑綬褒章、黄綬褒章、紫綬褒章、藍綬褒章、紺綬褒章の6種類が定められていて、一定の条件を満たせば日本人だけではなく外国人も貰うことができます。

普通は文化的に功績のあった人とか、長年危険を伴う仕事に就いていた人など、特別な人しか褒章の授与対象者になることはできません。しかし実は褒章のうち紺綬褒章(こんじゅほうしょう)については、お金を払うだけで褒章が貰えます。

褒章は”立派な人だけがもらえる名誉”という一面がありますが、金で名誉を買うことができてしまうとは素晴らしい世の中です。

紺綬褒章の値段

紺綬褒章は、公益のために私財(500万円以上)を寄附した者を対象としています。

寄附の対象となる団体も公開されていますので、世の中に何も残せずに死ぬのが嫌な方はとりあえず500万円をどうにかして用意し、対象団体に寄附して紺綬褒章をもらいましょう。

紺綬褒章「公益団体」として認定する団体⼀覧(令和3年7⽉26⽇現在)

褒章はあまりお目にかかれない特別なものですし、かなりレアなので自慢になります。大金持ちの人でも持っているひとは少ないでしょうから、億万長者を相手にマウントを取ることが可能です。500万円払って褒章を手に入れ、「オレ、褒章持ってるけどなにか?」と、億万長者を相手に煽り倒しましょう。

1億円の資産を作るのは非常に難しいですが、500万円ならなんとかなるレベルです。カネなし・職なし・彼女なしで希望もクソもない”無敵の人”でも、不貞腐れずにいれば手が届く範囲だと思います。

猫の腎臓病を治すため”に東大に私財を投げ打つもよし、「これでワイも上級国民や!」とドヤるのもよし(実際には勲章ではないので上級国民ではない)、姪っ子(弟の子ども)に自慢して「おじちゃんすごーい!」と言われるために寄附するもヨシッ!

Twitterで見かけた「注目値上がり銘柄」をジャンピングキャッチして投資資金を溶かすよりも、何倍も有意義なお金の使い方です。

ウン億円持っている大金持ちの人ならもちろん余裕で払えると思いますが、500万円なら一般人でも死の間際なら寄付できそうな金額です。いまの生活が苦しくて寄附どころではない方は別ですが、いまは名誉も買える時代ですので、生活に余裕のある方や人生に意味を見つけたい方は褒章の購入(寄附)を検討してみてはいかがでしょうか。

また、一人では資産を使い切れない高齢者や有意義なお金の使い道を探している方も、ぜひ寄附して褒章をゲットしてください。「ケチなジジイ」と誰からも尊敬されず、孤独に生きるのは精神的なダメージが凄まじいです…。せめて最後くらいは有終の美を飾って旅立ちましょう…。

『お金持ちの老人=無価値』という悲しい現実。大金を残して死ぬのは嫌だ(紀州のドン・ファン事件を見て)