突然ですが、あなたは結婚していますか?

男性ですか?女性ですか?

もしも独身男性で、生涯未婚を貫くのであれば、おめでとうございます!

早死にしてしまう確率が高いので、老後資産を準備する必要はなく、年金も払わずに使い切ってしまった方が得をする可能性が高いです。

独身男性の6割が70歳までに死亡、平均寿命は67歳

性別、配偶者の有無によって平均寿命が大きく異なるという統計データがありまして、未婚男性は65~69歳に死亡する人が最も多く、70歳までに63.2%が亡くなることを示しています。

日本の未婚男性は長生きしないのに、女性は既婚より未婚の方が長生きする不思議(Newsweek日本版)より

この表は『厚生労働省人口動態統計』を元に作成されているそうですが、肝心な元データ(厚生労働省人口動態統計)にドンピシャなデータが見つかりませんでした。そのため年齢・性別・婚姻の有無・死亡率を組み合わせて作られたものだと考えられ、データの正確性は不明ですが、『独身男性は早死にする』という結論については、素直に”ありえる”と感じてしまいました。

独身男性は老後資金問題が解決

独身男性のうち半数以上が70歳の誕生日を迎える前に死んでしまうのですから、一生独身でいる予定の男性は、老後の生活費のことなんか考えずに酒やタバコ、性風俗、趣味などにパーッとお金を使ってしまうのが正解です。老後のためにお金を残しておいたとしても、使わないまま寿命を迎えてしまうのはもったいないです。

関連記事:『お金持ちの老人=無価値』という悲しい現実。大金を残して死ぬのは嫌だ(紀州のドン・ファン事件を見て)

稼いだお金は生きているうちに使い切るべきです。老後資金を用意しなくても済むというのは、ある意味幸せですね。

年金を払わなくても問題なし!?

また、原則65歳以降から受給できる公的年金も、繰り上げ受給を申請して早めに受け取るか、もしくは保険料を払わないのが得になります。

受け取る金額よりも支払う金額の方が圧倒的に多くなるのですから、保険料を納付せずに自分で好きなことに使ってしまった方が、人生を楽しく過ごせます。

これで年金問題も解決ですね。

なぜ独身男性は早死にしてしまうのか?

既婚者や独身の女性よりも独身男性の平均寿命が短い理由は、いくつか考えられます。

  • 食生活
  • 孤独感によるストレス

といったものです。

男性は自分で料理をする人が少なく、独身のまま一人で生活を続けていくと買い食いや外食が増える傾向にあります。外食や買い食いでは塩分や炭水化物、脂質の多い食生活をすることになり、肉体的なダメージが蓄積し寿命を縮めます。

また、一人暮らしで会話をする相手がいなかったりすると、精神的なストレスも溜まりがちです。コロナ禍によりこのストレスを実感した方も多いのではないでしょうか。

孤独感は寿命を縮めます。特に男性は友人関係を維持したり見知らぬ人と仲良くなったりするのが苦手な方が多く、独身女性に比べて孤独になりがちです。友人と定期的に会ったり電話をしたり、年の離れた友人がいたりすれば孤独が解消できるため長生きできますが、私も含め、友人が少なく他人との交流も少ない場合には健康への悪影響が甚大です。

生涯未婚を貫く予定で、なおかつ長生きしたい男性は、

  • 食事は自炊して健康に気を遣い
  • 積極的に友人を増やして孤独にならない努力をする

ことをおすすめします。

平均寿命は短くても、年金や老後資産の形成は必要

序盤で「独身男性は早死にするから年金を払わないのが得だし、老後に備えて資産形成もしなくてよい」という内容を書いてきましたが、あれはあくまでも冗談で、独身男性であっても年金は払った方がいいし資産形成も必要だと個人的には考えています。

というのも、現時点での統計データが10年後、20年後にも有効とは限らないし、自分自身が統計データどおりの寿命になるとは限らないからです。

年金も老後資産も、「長生きしてしまった場合に生活費が足りなくなるリスク」に備えるものです。統計どおりに早死にすれば何も問題ありませんが、統計からはずれて長生きしてしまったとしたら、どうなるでしょうか?

保険料を払っていないため年金を受け取ることができず、資産運用もしていないため自由に使えるお金も多くありません。高齢で体も動かず、働いてお金を稼ぐこともできませんし、高齢者を雇ってくれる会社もありません。自分で事業をする能力もないし、これでは人生が詰んでしまいます。

「生活保護をもらえばいいじゃないか」という方もいますが、自分が高齢者になったとき、現在と同じ仕組みの生活保護制度が存続している保証はどこにもありません

将来も自由に使えるお金を確保しておきたいのであれば、自分で用意しておくしかないのです。日本には資産形成のために個人でも使える優遇制度がたくさんあるので、制度を使い倒して有利に資産運用しましょう。

まとめ

ということでタイトルとは逆になりますが、独身男性で一生涯未婚でいる予定だったとしても、年金は払っておくべきだし老後に備えた資産形成は必要です。

一番いいのは結婚して家族がいることですが、結婚する気がない方でも、年の離れた友人を作る努力をしてくことをおすすめします。友人作りにはある程度のコミュニケーション能力が必要ですが、練習すれば上手くなりますし、コミュ力を磨けば結婚に結び付く人も現れるかもしれません。

「結婚したくないから結婚しない」のと、「結婚できない」のには雲泥の差があります。結婚できるだけのコミュ力を磨いておくと仕事や友人作りでも役に立ちますので、コミュニケーション能力に自信がない方は、人との接し方を意識してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、「お金がないから結婚できない」という方や、お金がない人とは結婚したくないという方もいますが、あれは嘘が混ざっています。結婚した方がお金を貯めやすいですし、結婚した方が仕事や生活にも張りが生まれます。

よほどの地雷案件を引き当てない限りはプラスに働くことが多いので、結婚願望がある方は前向きに検討してみてください。

あなたは結婚していますか?

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