日本の株式市場には『神』と呼ばれる男がいるのをご存知でしょうか。

この男が買いポジションを取ると相場はたちまち下落し、売りポジションを取れば相場は暴騰する…。その姿はまさに(逆指標の)神!

こんな漫画のようなことを平気でやってのける天才が実在するのです。その男の名は『岐阜暴威(ぎふぼうい)』

以前、岐阜暴威さんのことを当ブログでも取り上げたことがありました(逆指標になる個人投資家「岐阜暴威」さん、退場から復帰して早速ショートを決める)。

当時の岐阜暴威さんの能力は凄まじく、逆指標の神として日本株を取引する投資家たちは誰もが尊敬し、彼のポジションをチェックしていたものです。

ところがその後、岐阜さんは能力を封印。相場には静寂が訪れました。

噂によると億を超える資産を持つ投資家に教えてもらいながら、自分の判断ではなく億トレーダーの指示に従って淡々と売買を繰り返していたために、逆指標としての神の能力が発揮されなくなってしまったとのことでした。

あれから1年。長い冬の季節も終わりを告げ、岐阜暴威さんは相場に帰ってきました。以前よりもさらにパワーアップした逆指標の力を伴って。

いかがですか?この逆指標としての能力、キレの鋭さ。

長いブランクがあったのに逆指標としての力が全然衰えていません。完全復帰です。

相場の神の復帰に、投資家たちも大歓喜しています。やったー!岐阜さんが帰ってきたぞ!!

ポジションを晒せば反対売買をぶつけられるリスクがある

実は岐阜暴威さんの逆指標としての能力は、おそらくまだ完全には復活していないと考えられます。なぜかというと、今回のセキドでの取引失敗に関しては理由付けができるからです。

岐阜暴威さんは一時期逆指標としての能力を封印されていましたが、それでも注目を集める人物ではありました。そのため、岐阜さんのリアルタイムでのトレード配信を見ていた人もたくさんいます。

見ていた人の中にはセキド株を保有していて、岐阜さんの取引を見て不安に感じ、即座に売った人がいるかもしれません。

また、岐阜さんが大量に買ったのを見て、それよりも多くの資金量で信用売りをぶつけた人もいるかもしれません。多量の売りをぶつけることで株価が下がり、岐阜さんが損失に耐えられなくなってセキド株を損切りすればさらに株価が下がって売り建てをした人は利益が出せるからです。

株は資金量が大きい人が勝つゲームです。

資金量とポジションを公開すれば、自分の注文よりも多額の資金量で反対売買をぶつけられ、損失を被ることがあります。今回のセキド株での失敗はこのパターンだった可能性が考えられるため、岐阜暴威さんの逆指標としての能力にはまだ疑念を挟む余地があるわけです。

ということで「岐阜暴威さんおかえり!」と復帰を歓迎しつつ、どの銘柄をいくら買ったかという情報は安易に公開してはダメですよ、という話でした。

前回の岐阜さんの伝説:逆指標になる個人投資家「岐阜暴威」さん、退場から復帰して早速ショートを決める

投資のリスクに関する記事