お正月に親の実家に帰省する際、子どもたちが一番楽しみにしているのが「お年玉」です。

今年はいくらもらえるのか?親戚がお年玉のことを忘れていないだろうか?ちゃんともらえるだろうか?そして、お年玉で何を買うか?

…子どもにとっては親戚との挨拶や従弟たちとの会話よりも重要なことなのです。

そんな子どもたちの一大イベントに最近、新たなイベントが加わったそうです。夏の帰省シーズンにもらう「お盆玉」です。

お盆玉とは

お盆の時期は正月と同じく親戚が一同に会するタイミングであり、場合によっては正月には会えないけどお盆のときだけ会える親戚もいたりします。普段はなかなか会えない親戚でもこの時期には会えることから、正月のお年玉の代わりにお盆玉をあげたりするわけですね。

お盆玉の平均金額

クレジットカード大手・三井住友カードの調査によると、小学生の子どもを持つ親へのアンケートをとったところお盆玉を貰っている子どもの割合は約4割、平均金額は9345円だったそうです。けっこうもらってますね。羨ましいです!

ただしお盆玉の金額的には

  • 500~1,000円までが12%
  • 1,001~5,000円までが47%
  • 5,001~1万円が24%
  • 1万円以上が17%

となっています。

半数以上の家庭ではそもそもお盆玉をあげてないしもらってもいないので、親戚に小学生や中学生などお年玉をもらう年頃の子どもがいたとしても無理にお盆玉をあげなくても大丈夫そうです。

また、お盆玉は現金で渡す必要はなく、おもちゃや服、商品券、書籍などでプレゼントする方法もあります。

お盆玉の使い道は?

お盆玉をもらった子どもの気になる使い道ですが、おもちゃやゲームが最多の65%と圧倒的多数を占めました。もしも私が小学生に戻りお盆玉をもらったとしたら、間違いなく同じ使い方をします。

それに対して親が子どもに期待するお盆玉の使い道は”貯金”が56%とトップになっています。やはり親としては将来に備えて貯金してもらいたい気持ちが強いようですね。

お盆玉を機に金融教育を!

私が子どもの頃はお盆玉の習慣はありませんでした。しかし近年その存在感は増しており、動く金額もそれなりに多くなっています。

子どもにとっては普段目にできない金額をボンッ!と手に入れることになり戸惑いがちな場面でもありますので、お年玉に続きお盆玉でも親子でお金について話し合い、金融教育を深めていくのがよろしいかと感じました。

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