手軽に不用品を販売できるアプリ「メルカリ」でとある商品が売れたのでメルカリ便を使って配送したところ、事前に予想していた配送サイズよりも大きなサイズで配送されていました

配送サイズが1サイズ大きくなったところで100円しか違わないので普段なら気にしないのですが、今回は集配に来る係員が間違いようのないくらい”絶対に60サイズ以内に収まるように”梱包していました。それなのに配送サイズが大きくなってしまったのはなんで?と疑問に思ったのでメルカリに問い合わせ。回答を頂きました。

メルカリの回答

なぜ実際の荷物のサイズよりも大きなサイズで集荷したことになっているのか?という疑問については闇に葬り去られましたが、「荷受担当スタッフの対応に不備があったこと」は認めてくれました。たぶん”よくあること”なんでしょうね。

メルカリ便の集荷・配送はヤマト運輸が担当しており、ヤマト運輸がコンビニで集荷した際に荷物サイズを計測。この時点で配送料が決定されます。つまり、ヤマト運輸の人がどのように計測するかによって手数料が変わるわけです。そしてこのときに決まった配送料金が、あとでメルカリの売上金から引かれます。

物流業界はどこも人手不足で厳しいようなので配送料金が100円くらいチョロまかされていたとしても個人的にはそれほど気にならないのですが、これが何回も続くようだとさすがに確信犯的に不正行為を行っているということになるため、今回はメルカリのお問い合わせフォームから質問してみた次第です。

メルカリは「売上金を振り込んでもらえない」といったクレームがあったり、海外事業が大赤字で株価も下落中ということもあり色々と不安材料のある会社です。しかし今回は迅速に対応していただけましたので、「メルカリは胡散臭い」という世間の反応を気にして真摯に対応する姿勢を強化しているものと考えられます。我が家にはまだ不用品がたくさんありますので、今後もメルカリを使ってあげようと思いました。

なお、配送料金の疑惑についてはヤマト運輸にも問い合わせてあります。

ヤマト運輸の回答

実際に集荷を担当したヤマト運輸さんからは以下のような回答をいただきました。

こちらもまた「なぜ、実際の荷物サイズよりも配送料金が高くなってしまったのか?」については不明なままですが、普通に考えれば”測り間違えた”ということだと思うので、本件についてはこれで終了にしました。

ヤマト運輸さんはメルカリとの契約に基づいて配送料などを決定しているそうなので、もしも「実際の荷物のサイズよりも配送料金が高い!」と思った場合はメルカリに質問してみてください。ヤマト運輸さんに質問してもなんの解決にもなりませんし、業務を妨害することになってしまいます。

誠実なビジネスを

今回の配送料の疑惑については、

  • 想定配送料:600円(60サイズ、重量2キロまで)
  • 実際の配送料金:700円(80サイズ)

でした。

わずか100円のために大騒ぎをしたわけですが、ビジネスではその100円のために信頼を失うこともあり得ます。「この会社は胡散臭い」「顧客を騙して利益をかすめ取っている」「不正を行っている」となれば会社が倒産することにもなりえますので、誠実なビジネスをやってほしいと思いました。

もしも人件費などが厳しくて値上げしたいのであれば、顧客を騙すのではなく正当に値上げすれば良いだけです。きれいごとなのはわかっていますが、やはり顧客を欺くようなビジネスをするのだけはよくないです。

質問するときのポイント

最後に、配送料金などで納得いかないことがあった場合の質問の仕方をお伝えします。

基本的には

  • 自分が配送した商品の詳細(商品名、サイズ、重量)
  • 梱包方法
  • 集荷前に自分で計測した際のおおまかなサイズ

を質問メールに記載すれば良いです。あとで配送業者から請求された料金がおかしかった場合、上記の情報が決め手となり、話がややこしくならずに済みます。

私は配送した商品と同型の商品をAmazonで検索して商品ページのURLを記載し、「これと同型の商品ならサイズ、重量ともに60サイズ以内に収まるはずです。また梱包はビニール袋で行ったので、商品のサイズと梱包後のサイズはそれほど変わらないはずです。」といった内容を記載しました。

ヤクザみたいに幼稚なイチャモンを付けるのではなく、こちらに落ち度が無いことを証明すれば相手も真摯に対応してくれます。参考にしてください。