優待銘柄として喫茶店のフランチャイズ展開をしているコメダホールディングス(3543)をご紹介します。
[:contents]
コメダホールディングスの事業内容と株価
コメダホールディングスは愛知県など中京圏を地盤とする会社で、喫茶店チェーンを展開しています。
コメダ珈琲店などを運営していますが、ほぼ全ての店舗がフランチャイズ店です。
地盤となる愛知の喫茶店と言えば、朝はコーヒーを頼むと朝食も一緒に出てくるなどサービスが充実していることが特徴です。
コメダ珈琲店は全国展開でもこのサービスを維持しており、朝はドリンクメニューを頼むとトーストとゆで卵が付いてきます。
コーヒー1杯が500円前後なので、ワンコインでほどよいボリュームの朝ご飯を済ませられるのが人気の秘密ですね。
他にもミニサラダやヨーグルトなどのサイドメニューも充実。
昼はバーガーやサンドイッチ、チキンなども提供しており喫茶店チェーンとして差別化を図っています。
現在の株価は2,300円程度です。
コメダホールディングスの株主優待と利回り
コメダの株主優待は1,000円相当の自社電子マネーです。
初めて株主になった方には1,000円分の電子マネーがチャージされたカード「KOMECA」が届き、継続して株主になった場合は6月と12月の年2回(権利確定の約3カ月後)、KOMECAに電子マネーが自動的にチャージされます(有効期限は各1年間)。
電子マネーはコメダ珈琲店などKOMECAの利用可能店舗で現金の代わりに使えます。
優待利回りは0.8%(年間2,000円分の電子マネーをもらえた場合。株価2,300円で計算)。
隠れ優待もある
コメダホールディングスでは、株主総会の議決権を行使することでさらに500円がKOMECAにチャージされます。隠れ優待ですね。
これは株価2,300円なら0.2%に相当します。
広く株主の皆様のご意見を当社株主総会に反映させていただくことを目的に、議案の賛否に関わらず議決権を有効に行使いただいた方に謝礼として、株主優待KOMECAに500円分のチャージをさせていただきます。
コメダの配当金と利回り
配当金は1株あたり年間50円。
最低単元の100株保有者には半年ごとに2,500円ずつ、年間で5,000円の配当金があります。
配当金利回りは株価2,300円で計算した場合、2.1%となります。
高配当株とは言えませんが、正規の株主優待、及び隠れ優待と合わせると3.1%となり、まあまあの水準です。
権利確定日
権利確定日は2月末と8月末の年2回あります。
次回は2019年2月25日です。
事業リスク
コメダホールディングスの事業リスクとしては、フランチャイズ展開しているため雇われオーナーになってくる人を効率よく見つけることができるかが懸念になります。
コンビニほどブラックな職場ではないと想像されますが、自動化できるところは機械を入れるなどして積極的に自動化していかないと、オーナーに立候補してくる人材を見つけられず事業規模も伸び悩むことになります。
同様のことは従業員の募集においても同じです。
メニューやサービスでは差別化ができているものの、ドトールなど同業他社ではコンビニでのコーヒー販売や高単価商品専門店を出店するなど、事業の多角化・安定化を進めています。
コメダホールディングスはまだ上場間もない企業ですのでいまは喫茶店事業に集中するべき期間ではありますが、今後はリスクヘッジの意味も兼ねて事業の多角化が必要になりそうです。
魅力的な優待銘柄・高配当銘柄は別ページにまとめてありますので、よかったらそちらもご覧ください。