楽しみにしていたJT(日本たばこ産業・証券コード2914)からの株主優待の案内が届きました。

 

私は100株だけ保有しているためAコースになります。Aコースは1,000円相当のご飯パックの詰め合わせやカップ麺の詰め合わせ、あとは震災への寄付から選択することができます。

 

保有株数がもっと多い株主は、保有株数に応じてもっと豪華な優待品が受け取れるようです。2,000株以上の株主はジャムの詰め合わせやうどんセット、調味料のセットも選ぶことが出来ます。現在の株価は3,000円程度なので、600万円あれば2,000株保有することも可能ですね。

いずれのコースも優待品を受け取らずに1,000~3,000円を寄付することができますし、「株主優待を受け取らない」ことも可能です。すかいらーくの事例のように株主優待が企業の負担になりすぎる場合は「受け取らない」方が良い場合もありますが、ここは遠慮なく貰っておこうと思います。

株主優待の発送は4月中旬を予定

専用申込書にて希望するコースをJTまで連絡した株主は、4月中旬頃に優待品が郵送されてくるようです。特に申し込みをしなかった場合は、5月下旬ころに各コースの1番目の品物が自動的に届けられます。各コース選択項目の1番目はご飯の詰め合わせなので、ご飯が好きな方は特に何もしなくても大丈夫です。

なお、JTの株主優待の内容は今年の年末から変更される予定です。詳しくは下記ページを参照してください。

JT・日本たばこ産業(2914)の株主優待が拡充?来年末から年1回+長期保有者のみへの贈呈になります

配当金は年間150円ペースを予定

株主優待の申込書と共に、株主総会の招集通知が入っていました(というよりも、こちらがメイン)。

招集通知の内容によると、剰余金の処分の件(配当金)は今回は75円を予定しており、年間では昨年と同じ150円ペースを維持するようです。100株保有している場合は年間で1万5,000円もらえます。やったね!

JTは高配当株として有名で、現在の株価(3,000円)でも配当利回りは年間5%にもなります。たばこ事業は売り上げが安定しているため、株価が大きく下落したタイミングでは積極的に買いあさっていきたいですね。

暴落時に物色される日本版「高配当株」ランキング。配当金利回り5%以上、時価総額1000億円以上でスクリーニングしました

日本たばこ産業の事業内容

以前「日本たばこ産業(JT、2914)の事業リスクと株主優待、配当金、今後の株価について」にも書いた通り、JTはたばこ事業をメインに取り組んでいます。しかしたばこ事業以外にも食品事業や医療事業にも取り組んでおり、招集通知には詳しい情報が記載されていました。

セグメント別の売上を見てもわかるように、たばこ事業以外はオマケみたいなものですね。

国内たばこ事業ではメビウス、セブンスター、ウィンストンなどを販売しており、紙巻きたばこの販売数量は前年度比マイナス11.7%と大幅に下落しているようです。

 

海外たばこ事業では、ウィンストン、キャメル、LDなどの商品を販売しています。主要な海外市場での市場シェア率は少しだけ上昇しているみたいですね。

 

加工食品事業についてはご飯やパンなどの主食をメインに捉えており、ラーメン屋とタイアップするなどして拡大攻勢を進めています。医薬品事業については研究開発費ばかりかさんで儲かるイメージがないのですが、いくつかの医薬品を開発して販売しています。

 

日本たばこ事業は健康被害が原因で世界各地で訴訟が起こっています。

訴訟リスクがあるものの、たばこは中毒性が高いため一度でも喫煙者を獲得してしまえば収益が安定する事業です。製造コストも安いためドル箱事業となり、負の側面が注目されることもありますが今後も継続的に投資していきたいと思っています。

関連記事:ウォーレン・バフェットがタバコ株に投資しない理由