投資 向いている人 素質 特徴

株式投資をこれから始めようと考えている人の中には、すぐに大金を手にする妄想で頭が一杯になってしまっている人も多いのではないでしょうか?私もそのひとりです。

しかし株式投資で利益を得ることは簡単なことではありません。

余裕資産があるのなら、株で一財産を築くのに挑戦する価値はあります。

ですが始める前に、株式投資に向いている人の特徴を知り、冷静に自身を見つめなおしてみましょう。

合理的に物事を判断する

株式投資で成功する人は感情ではなく、合理的に物事を判断できる人がほとんどです。

一時の感情で色々な株式に安易に手を出してしまうような人は、株式投資には向いていないと言えます。

急騰している株が既に割高になっているのに冷静に判断できず、慌てて追いかけるように買ってしまい損をするというようなパターンを繰り返してしまいます。

株式投資に向いている人は、「今買って例え値上がりしても大きな利益にはならないだろう」というように、合理的に投資の意思決定をすることができます。普段の生活において、とにかく無駄を嫌う人は合理主義的な考えの持ち主と言えます。

例えば、会社で度々報告や連絡をすることが義務付けられていてもその作業が無駄であると判断すれば省略します。昔からの慣習に疑問を持ち反抗することもあるので実生活では反発を買うことも少なくありませんが、株式投資を成功させるうえでは必要な要素です。

投資における合理的な判断、感情の重要性については下記記事でも解説しています。

関連記事:トレードにおける悩みはいつも”感情のコントロール”

好奇心旺盛

様々な分野に関心を持つことができる好奇心旺盛な人には、株式投資に向いている人が多いです。

今は目立たない存在でも、将来的に大きく世の中を良い方向に変えると思われる技術や発想を持った企業を見抜くことができるからです。そしてそういった将来性のある企業の株を株価が安いうちに多く買うことで、後々大きな利益を得ることができます。

また、好奇心旺盛な人は他人に対して強い関心を持つ人が多いです。有名な投資家には、無駄のないより良い人間関係を築く能力に長けている人が多くいます。

投資の神様と呼ばれ、その純資産は840億ドルを超えるとも言われるウォーレン・バフェット氏は、人間関係を築くことを重要視している投資家の一人です。

人間関係を築くことで直接的な利益を生み出すことはありませんが、様々な人の視点を知ることで自身の視野を広げることができます。自分の中のルールを持つことも重要ですが、それにとらわれてしまう人は株式投資に向いているとは言えません。

いろんなことに興味を持ち、誰も気づいていないチャンスをいち早く見つけられるようになりましょう。

無茶をしない

株式投資で成功を収めている人は、実は無茶をしない人が多いです。自分の中で勝てる投資の仕方を見つけることができたら、それ以外の方法で投資をしません。

例え、買い時であると多くの人が判断している株があったとしても、自分の決めた投資におけるルールと異なるものであれば購入しません。

逆に、株式投資に向いていない人は大きな利益を得るために無茶な勝負を仕掛けてしまいがちです。

大きく株価を落とした銘柄を見つけて、その反発を狙って購入したが底に着くのはまだまだ先で大きな損失を被るというパターンの失敗が多くなります。

無茶をしないというのは簡単なことのようにも思えますが、様々な誘惑が多い株式投資においてはそれも簡単ではありません。自分の勝ちパターンを守ることができる精神力が必要です。

長期的な視点の持ち主

購入した株をその日のうちに売却するデイトレードという手法を取る場合は短期的な判断をすることもありますが、基本的に株式投資においては長期的な目で意思決定をする必要があります

短期的な株価の増減で一喜一憂せず、長期的な視点で判断したときに最も合理的な選択を取ることができる人が株式投資で成功することができるのです。

伝説のトレーダーと呼ばれる有名な投資家で、政治家としても活躍する藤巻健史氏は、長期的な視点で世界経済の流れを読んで資産運用をすることが重要であるという考えを持っています。また、勉強することの重要性についても語っています。

経済や金融についてしっかりと勉強をする地道さも成功する投資家が持つ共通点の一つです。

失敗を認めることができる

株式投資に失敗はつきものです。

成功したと言われる人たちもそのほとんどが大きな失敗を繰り返し、乗り越えてきています。しかし失敗を認めるという意思決定は株式投資において簡単ではありません。

購入した株が大きく下がってしまい、長期的に考えても保有し続けるべきではないと頭では分かっていても、「損をしたくない」という気持ちに邪魔されてなかなか株を売ることができなくなってしまいがちです。

失敗したと分かったらその時点で損切りなどの対処をし、次のための経験として活かしていくことが成功への絶対条件になります。

「ウォール街のグレートベア」の異名を持つジェシー・リバモア氏は破産を何度も繰り返しつつも失敗の度に学び、投資スタイルを確立しました。

自分に合った投資スタイルを確立しよう!

株式投資に向いている人には、合理的な思考の持ち主であるなど一定の共通点が見られます。しかし、その投資スタイルもまったく同じというわけではありません。勉強をして、経験を積み自分に合う投資スタイル、勝ちパターンを見つけることが大事になるのです。

実際に取引を始めるなら有名な投資家たちの考え方や投資の手法などを参考にして、自分に合う投資の仕方を探してみましょう。

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