学習机を使って静かに勉強しましょう!ただし、座らずにね…。

未来の学校ではこのような授業スタイルが常識になるかもしれません。

征矢研究室によるメカニズムの解明

以前から軽い運動をしながら勉強をすると記憶力が向上したり学習効果が高まることが知られていましたが、筑波大学の征矢研究室による研究でそのメカニズムが解明されようとしています。

 

征矢研究室によれば『最新の脳機能イメージング技術を用いた、運動による脳機能変化時の脳内メカニズムの解明』が進んでいるそうで、10分間の適度な運動をしたあとは注意力や集中力が向上。勉強や作業の効率が上がったり、脳の疲労の軽減、認知症予防、うつ病防止などの効果が期待できるそうです。

むかしから役者さんが「歩きながら台本を読むと覚えるのが早い」といっていたり、「ランニングをすると記憶力が向上する」といった内容が陸上競技の本に書かれていたりしましたが、そのメカニズムは不明でした。

征矢研究室では脳機能の活動状況をビジュアル的に表示することで、運動後に脳の活動が活性化する様子を証明しています。

学習現場への応用

運動しながら勉強すると学習効果が高まることを応用し、フィンランドでは一部の学校で立ったまま授業を受けたり、軽い運動をしながら授業を受けるスタイルが採用されているそうです。

小さな子どもだと椅子に座って勉強していると、どうしても途中で動きたくなってしまう子がいます。そういう子でも適度に体を動かすことで勉強に集中でき、学習に良い効果が生まれるんですね。

そういえば私も高校生の頃、中学の頃に比べて飛躍的に成績が上がりました。おそらく毎日学校の行き帰りに電車内で教科書を読んでいたからだと思うのですが、座れないことが多かったので立ったまま教科書を読んでいました。もしかしたらアレも軽い運動をしていることになり、普通に勉強するよりも学習効果が高かったのかもしれません。

眠くならない

立ったまま勉強すると眠くなるのも防げます

徹夜して勉強するのは逆効果だと思いますが、お昼ご飯を食べた後など眠気が襲ってくる時間帯には「立って勉強する」と集中力をキープできそうです。

最近ではスタンディングデスクといって立ったまま勉強したり作業をしたりする机も販売されているので、どうしても勉強に集中できない方は普通の学習机よりもスタンディングデスクの方が学習に良い効果が得られるでしょう。

血行が良くなる、脳の血流も良くなる

座りっぱなしだと体の血行が悪くなりがちですが、立っていれば血流が悪くなるのも防げます。座っているよりも脳の血流が良くなるため、頭の回転が鈍るのも防げます。座るよりも立った姿勢の方が勉強するのに向いています。

認知症の予防、勉強効率アップに適度な運動を

記憶をつかさどる脳の海馬の神経細胞は、成人後も運動によって増やせることが分かっているそうです。これは認知症の予防にも役立つので、日々の適度な運動や学習現場での運動がこれから注目されそうです。

受験生や資格試験の勉強をしている方、将来認知症になりたくない方は、立って勉強したり軽い運動を日課にするなど、日々の運動に目を向けてみてはいかがでしょうか。