以前「SNSはコミュニケーションツールとして本来の使い方をすると長続きする」ことについて書きました。ビジネス目的に使ったりブログの宣伝をする目的でSNSを使うと、フォロワーが全然集まらないし自分自身も疲れてしまったりするので長続きしないよ!といった内容です。
今回はそれに近い内容になります。SNSでどんな人をフォローし、どんな人とコミュニケーションを取るのが良いのか?です。
一般的なアカウントを育てる手順
SNSを使い始めた頃ってまだフォロワーや友達が1人もいないので、SNSをやっていても正直なところ全然楽しくないです。そしてこういうときはたいていの場合、見かけ上のフォロワーや友達を増やしたりしてアカウントを”育てる”ことからはじめると思います。
ツイッターの相互フォローアカウントをフォローしたりフェイスブックの友達募集グループに登録したりしてフォロワーや友達数を増やそうとするわけです。まあ私のことなんですけどね。
こうしてある程度フォロワーや友達が増えてきたら今度は手当たり次第に興味があるアカウントをフォローしたり、興味があるアカウントと交流のあるアカウントをフォローしたりして、彼らの”仲間”に入ろうとします。これも私のことなんですが…。
このようにSNSを始めた初期の頃は、
- 相互フォローでフォロワーを増やす
- 興味があるアカウントをフォローしたり、フォローしてもらったりする
- フォローした相手やフォロワーと交流する
- 1~3を繰り返す
という手順でアカウントを育てていくのですが、ある程度フォロー人数やフォロワー数が増えてくると、ある問題が発生するようになります。それは、「フォローする相手が多すぎて、まともなコミュニケーションが取れない」というものです。
フォロー人数が多すぎるとまともなコミュニケーションを取るのは不可能
現実世界での人間関係をイメージしてもらえばすぐにわかると思いますが、普通の人が良好な人間関係を保てる人数はせいぜい100人くらいです。100人以上の人とまともな人間関係を保てる人はそんなにいません。
ある程度交流する相手の人数が増えてくるとどうしても1人あたりの関係性が薄れてしまいます。その結果「知り合いは多いけど友達はいない」「友達は多いけど親友はいない」といった感じで薄く広い関係だけが残ります。
これもアリといえばアリなんですが、「健全なコミュニケーションが取れている」とはとても言えません。これではただ単にフォロワーの数を増やしただけ、友達の数を増やしただけです。
フォロー数が少ない人とだけ関係を築く
フォロワーや友達の数を”数字”としてしか見ておらず、良好な人間関係を築こうとしないのでは業者と同じです。しっかりとした人間関係を育みたいのであれば、数字を増やそうとするのではなくフォローしたりフォローされたりする相手の”質”にこだわる必要があります。
しっかりとした人間関係を築ける目安としては、フォローする人数はどんなに多くても500人程度、できれば100人以下です。それくらいの数であれば定期的に挨拶をすることができるし、お互いの近況を日々情報交換することができます。
そして「自分がフォローする相手がフォローしている人数」も500人以下が望ましいです。
なぜなら、自分が相手の投稿を追うことができたとしても、相手側はこちらの近況を全然追えていない場合があるからです。1000人とか2000人とかフォローしている人をフォローしても、相手はこちらのことを全然見ていません。ただの数字として見ているだけで、「コミュニケーションをするつもりはない」可能性が高いです。
そういう人をフォローしても有意義な時間は過ごせないと思いますので、SNSを使う際は
- 自分が誰かをフォローする場合は多くても500人までにする
- フォローする場合は「フォローする相手がフォローしている人数」が500人以下の人をフォローする
ようにしたいですね。
500人は目安として書きましたが、たぶんそんなに多くの人とコミュニケーションを取るのは不可能です。普通の人が良好な人間関係を築ける人数なんてそんなに多くはないと思いますので、あまり大量にフォローしたりせず、少数の人たちと深い関係を築けるよう努力した方が良いと思います。その方がSNSが楽しく続けられますよ!