つなぎ売り(優待クロス) 方法


株主優待を「タダ(無料)」で手に入れる合法的な方法
があるのをご存知でしょうか?

つなぎ売り(優待クロス)と呼ばれる手法をとることにより、株主優待をタダ取りすることができます。

正確には手数料がかかってしまうので完全にタダにすることはできないのですが、それでもリスクを極力抑えつつ、魅力的な株主優待を手にすることができます。

今回はこの「つなぎ売り(優待クロス)」 の流れについて解説したので、優待品を手に入れる方法や注意点を知りたい方は参考にしてください。

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つなぎ売りの条件・方法

つなぎ売りの条件

つなぎ売りができる銘柄は、信用取引の売り注文(空売り)ができる貸借銘柄に限ります。

株主優待をタダ取りしたいと思っているのであれば、目当ての銘柄が貸借銘柄なのか最初に確認しましょう。

貸借銘柄かどうかは各銘柄情報のどこかに書いてあります。

SBI証券では下の方、楽天証券は上の方(銘柄名のすぐ下)に表記されています。

SBI証券の場合は

  • 貸借 (つなぎ売りできる)
  • 信用(つなぎ売りできない)

で判別。

楽天証券の場合は

  • 制度信用:6ヶ月(買/)→つなぎ売りできる
  • 制度信用:6ヶ月(買/)→つなぎ売りできない

となります。

すかいらーく つなぎ売り SBI

すかいらーく つなぎ売り 楽天

すかいらーくの貸借銘柄の表記 上:SBI証券 下:楽天証券
山喜 つなぎ売り SBI

山喜 つなぎ売り 楽天

山喜の貸借銘柄確認方法 上:SBI証券 下:楽天証券

つなぎ売りの方法と目的

つなぎ売りの方法ですが、優待をタダ取りしたい銘柄で

  • 現物買い
  • 信用売り(空売り)

を同時に行います。

現物取引(買い)で優待銘柄を保有し、その銘柄が値下がりしてしまった時の”保険”として信用売りをしておくわけです。

信用売りは空売り(からうり)とも呼ばれていますが、これは普通の株取引とは損益が逆になる取引方法で、株価が上がると損失になり株価が下がると利益になります。

つなぎ売りをすることで、

  • 株価が上昇した場合:現物買いした分が含み益になり、信用売りした分が含み損になる(全体ではプラスマイナスゼロ)
  • 株価が下落した場合:現物買いした分が含み損になり、信用売りした分が含み益になる(全体ではプラスマイナスゼロ)

となり、株価がどう上下しようが全体の損益はプラスマイナスゼロで変わりません

これがつなぎ売りのメリットであり、”株主優待がタダでもらえる”と言われる理由です。

もちろん株主優待を目的に買った銘柄を一生保有するつもりだったり、買った後でその銘柄が値上がりする期待値が高い場合にはつなぎ売りをする必要はありません。

通常通りの、現物買いをするだけで十分です。

つなぎ売りに必要な手数料

「優待のタダ取り」と言いつつも、実際にはつなぎ売りにも手数料がかかります。

  1. 証券会社の売買手数料
  2. 貸し株料(空売りの手数料)
  3. 逆日歩(空売りが殺到している銘柄に対する特別な手数料)

です。

証券会社の売買手数料については、プランや約定金額によって無料にすることができます。

たとえばSBI証券の場合だと、アクティブプランにすれば現物取引でも信用取引でも約定代金10万円以下なら無料です。10万円以下で買える優待銘柄であれば、売買手数料ゼロでつなぎ売りができます。

ネット証券の中では岡三オンライン証券が手数料の安さではトップで、定額プランなら一日の約定代金が20万円までは現物・信用取引ともに手数料ゼロ円で取引できます。

逆日歩(ぎゃくひぶ)に注意

証券会社の売買手数料や貸し株料(信用取引の手数料)についてはそれほど気にする必要がないのですが、逆日歩には注意が必要です。

逆日歩は信用売りが集中している銘柄に掛かってしまう手数料です。

個人投資家が信用売りをする際には証券会社から「貸せる株」を借りて信用売りをしています。

信用売りが集中した銘柄ではこの「貸せる株」が無くなってしまうため、「誰かこの銘柄の株を貸してくれませんかー?」と、高い報酬を提示して「貸せる株」を調達しようとします。

この時、株を貸してくれた人にお礼として支払うためのお金を、信用売りする個人投資家に逆日歩として支払ってもらうわけです。

「貸せる株」が余っている場合には逆日歩は発生しません。

しかし信用売りが集中して貸せる株が足りなくなってくると逆日歩が発生することがあるので、優待目的のつなぎ売り(信用売り)をする際には注意が必要です。

配当金のタダ取りは不可能

株主優待をタダで取得する「つなぎ売り」について説明してきました。

ついでなので、配当金のタダ取りは可能なのか?についても触れておきます。

結論から言うと、配当金はタダ取りできません

株主優待と共に配当金を出している銘柄がありますが、優待+配当金銘柄をつなぎ売りしても株主優待”だけ”が手元に残ることになります。

理由としては、つなぎ売り(信用売り)をすると配当落調整金を支払うことになるからです。

信用取引で、優待や配当金がもらえる「権利付最終日」をまたいだとします。

この場合、その銘柄に配当があると、信用買いしている場合は配当落調整金を受け取れますが、信用売りしている場合は配当相当分を支払わなければならないからです。

  • 信用買い:配当金相当額を受け取る
  • 信用売り:配当金相当額を支払う(配当落調整金)

つなぎ売りは「現物買い」「信用売り」を同時に行うものですので、現物買いした分には配当金がもらえますが、同時に信用売りした分に対して配当落調整金を支払うことになるため、プラスマイナスではゼロになります。

  • 現物買い(配当金がもらえる)
  • 信用売り(配当金相当額を支払う=配当落調整金)

お金の流れではプラマイゼロになり、最終的に株主優待だけが手元に残ることになります。

優待タダ取りは今がチャンス

つなぎ売り(優待クロス)をする流れと方法、注意点について解説してきました。

つなぎ売りをすることによって株主優待をタダでもらうことができますので、欲しい株主優待があるという方は一度挑戦してみてください。

商品券や食事券、割引券など魅力的な優待を出している会社が増えてきていますので、優待をタダ取りするなら今がチャンスです。

参考リンク:

株主優待についてもっと詳しく知りたい方は下記記事も併せてどうぞ。

種類別の優待情報や優待品が届く時期について解説しています。

www.moneymics.com

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