日産自動車(7201)のカルロス・ゴーン会長が逮捕されました。
容疑は報酬の過少申告による「有価証券報告書の虚偽記載」だそうです。
やっちゃえ!日産!
会長もやっちゃってたのか。。。
日産のカルロス・ゴーン会長逮捕へ 報酬を過少申告容疑:朝日新聞デジタル https://t.co/XH9DEpp3fW
— ぼくらの (@toushi_30money) 2018年11月19日
多額の役員報酬をもらっておきながら自宅の購入費用などを会社側に負担させていたということで、「会社負担のお金が実質的な役員報酬ともみなされるのに、ちゃんと報告していないのはどういうことか?」といった話みたいですね。
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カルロス・ゴーン会長の逮捕を受けて関連銘柄の株価に影響が出る
日産の不祥事ということで、関連銘柄にはすでに影響が出ています。
報道直後から日産の大株主にあたるフランスの「ルノー」の株価は大幅に下落。
ルノー株急落 pic.twitter.com/6dOQwJYaPM
— 志田義寧@ロイター (@y_shida) 2018年11月19日
当事者である日産自動車(7201)のPTS株価は7%安に。
逮捕報道の直後はそれほど影響が出ていなかったのですが、時間が経ち詳細が明らかになるにつれて、また株主たちがニュースを知ったことで売り注文が膨らんだみたいです。はじめのうちは2%安で済んでたのに…。
日産PTSはまだわずか-2%とか。これが大企業のいいとこよね。新興企業とかだと社長逮捕(かも)とか出たらストップ安まっしぐらだよ。
— テスタ (@tesuta001) 2018年11月19日
資金の逃避先として、同じ自動車会社のトヨタにも影響が。
つ トヨタ自動車のPTS pic.twitter.com/pJ8lJ1XaAV
— 俺の株 (@orekabuway) 2018年11月19日
今後の日産の株価はどうなるのか?
会長が逮捕されるという不祥事に見舞われた日産自動車ですが、今後の株価はどうなるのでしょうか?
日産自動車は2000年ごろまで経営不振でしたが、カルロス・ゴーン氏のカリスマ的経営手腕によって奇跡的な復活を遂げた会社です。
復活の救世主たるカルロス・ゴーン氏がいなくなってしまえば、また元の冴えない自動車会社に逆戻りするのでは?という予測ができます。
そのため既存の株主は素直に売っておいていいんじゃないのかな…というのが個人的な見解でです。
ルノーが資本提携を解消して日産株を売りに出す可能性もあるわけで、波風が収まるまでは触らないのが鉄則ではないかと。
こんばんは
議論をするつもりは無いですが
提携解消となればルノーの持つ日産株式は全て売却か?となりますね
ルノー保有は日産株式全体の30〜40%だった気がする
この地合いで、このニュースか
長期投資家なら日産株式は売る https://t.co/x6vJm1a81Q— Y=aX (@LTEcmc) 2018年11月19日
あと株主に対する言葉が殆ど無かったから、株価対策的なものは期待できないと思います。負の遺産とか権力の集中とかいう言葉繰り返し出て来て内部の権力闘争もいいけど株主に向けて何かないんかいと思いましたね。そりゃ筆頭株主はルノーだからアレですけどねw
— ひとり配当金生活-さいもん (@hitori_haitou) 2018年11月19日
もちろん逆に「短期的には下がるけど長期的にはプラス材料!」という意見もあります。
もしも取締役会がルノーの経営関与を望まない態度をみせるとしたら、ル 「ノーは強硬な手段を用いて日産自動車株の過半数を握りに来る可能性があります。
これは株価にポジティブです。
逆に、取締役会がルノーから日産自動車株を買い取る方向になったとして も、自社株が吸収されるかたちになるのでポジティブだと思います。
どちらにしてもカルロス・ゴーン会長の逮捕は株価にポジティブな影響が でる可能性があるわけですが、短期的にはマイナスの影響が大きく出てく る可能性があります。
今後の株価がどうなるかはわからないので判断は各自に任せますが、カルロス・ゴーン氏が抜けたあとの経営陣がどこまで頑張れるか?にかかってますね。
自浄作用が機能していたのは評価できる
日産自動車のカルロス・ゴーン会長の逮捕事件において評価できる点は、自浄作用が機能していたという点です。
内部告発が発端で捜査に至ったそうなのですが、不正がもみ消されることなく明るみになりました。
海外では内部告発には報奨金が出されることもあるそうなのですが、日本ではこういったインセンティブ(メリット)はありませんし内部告発した社員を守る法律もないそうです。
そんな状況でも内部告発が機能していたのは評価に値すると感じます。
あとは残った経営陣次第です。
カリスマ亡きいま、残った人たちがポンコツばかりだったら会社にとっても株主にとってもメリットがありませんからね。
排除したは良いが排除した連中がポンコツだったというオチがつきそうな気がしてならないんですよ。
— ドリーネ@割安株投資家 (@do_linedo_line) 2018年11月19日
膿を出し切りさらなる発展につなげてもらえるなら買ってもいいかな、と感じました。たぶん買わんけど。
投資対象としては不適格
不正を告発できる土壌は素晴らしいと褒めましたが、投資対象としてはしばらくの間は不適格だと判断しています。
よくいうじゃないですか?「ゴキブリが1匹見つかったら他にもゴキブリがいる。」って。
たしかウォーレン・バフェットも似たようなことを言っていたはずです。
今回明らかになったのは氷山の一角にすぎず、まだ他にもあるんじゃないかな?という疑いの目で見ると、しばらくの間は投資対象にはなりえないというのが個人的な見解です。
短期取引には向いているかもしれませんが、他に良い銘柄がたくさんあるのにあえて不正があった企業の株を買うメリットはないと感じました。