ESG投資 怪しい 環境に悪い うさんくさい

近年、

  • 環境(Environment)
  • 社会(Social)
  • 企業統治(Governance)

に配慮している企業へ投資する「ESG投資」が話題になっています。

環境に配慮していたり、地域貢献活動や寄付などで社会的意義のある活動をしていたり、法令順守や情報公開など企業統治に積極的な会社がESG投資の対象とされ、市場を賑わすテーマの1つとなっています。

今回はこのESG投資がいかに馬鹿げており、うさん臭くて怪しいものであるかについて書きなぐってみました。

投資先としてESG企業を検討していた方はご参考に。

全然環境に優しくない

ESGの環境(Environment)に含まれる投資先や事業内容として「太陽光発電事業」がよく取り上げられます。

火力発電や原子力発電に比べると、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素の排出が少なく、数万年レベルで放射能を放出し続ける放射性廃棄物も出ないので、環境に優しいとされています。

でも太陽光発電って本当に環境に優しいのでしょうか?

太陽光発電は環境に悪い事業の一例として、こんな報道がされています。

これは朝日新聞なので偏向報道の可能性も考慮の上で読んでおきたいものですが、太陽光発電のせいで逆に環境に負荷をかけまくっていることが示唆されます。

豪雨による土砂崩れがどうとか、事業者に連絡しても音沙汰ないとかはともかくとして、記事内の画像を見てもらえればわまりますが、山肌が削られて太陽光発電パネルが設置されていますよね。

山を削っておいて「自然エネルギーで環境に優しいです!」っていわれても、

オイッ!おまえら森林伐採しておいて環境に優しいわけあるか?

とツッコミを入れたくなります。

森林伐採せずに平地の荒廃したところで太陽光発電をする事業者もいますし、波力発電や風力発電、地熱発電事業を行う事業者もいます。

ですが現実的に環境に悪いことをしている事業者もいるわけで、「太陽光発電事業者だから」「ESGだから」といった理由で投資対象に選ぶのは思考停止の愚かな行為と言わざるを得ません。

上場していて太陽光発電事業を手掛けている銘柄としては、一部のインフラファンドが挙げられ、

  • 固定価格による買い取りが続くので減配リスクが少ない
  • 利回りが高い
  • 景気の影響を受けない

といったメリットもありますが、少なくともESG投資の対象にはなりえないと警告しておきます。

見せかけの企業統治

企業統治(Governance)もガバガバです。

「企業統治がしっかりしている」と見せかけて裏では悪いことをやっている企業がゴマンとあるのでは?と疑ってかかった方が良いです。

最近だと日産の会長が不正を働いたとか、鉄鋼メーカーが検査不正を行ったとか、悪事が明るみになりつつあります。

「うちはガバナンス(企業統治)がバッチリで優良な企業です。投資対象にぜひどうぞ。」と言われても、うさん臭さしか感じません。

むしろ企業統治がしっかりしているのは当然のことであって、褒められるべき点ではないはずです。そんなものをありがたがるのは馬鹿げてると感じます。

ESG企業=何の取り柄もない企業

というわけで、個人的にはESG投資は当てにならないし不審なものが多いという印象です。

とくにESGでしか注目を浴びれないような企業は学校のクラスメイトで言うところの「イイ人」とか「優しい人」に該当する会社です。

つまり、

他に何の取り柄もない、褒められるべき点がない

ってことですね。

なんで上場しているのかよくわからないから一応「この会社はESG企業です」という謎の名目でアピールしているだけな感じがします。

他にアピールポイントがないESG関連銘柄を買うのは危険です。

GPIFがESG名目で買ってるみたいだけど、やめた方がいいんじゃねーの?と思います。なんの取り柄もない企業を生き残らせたところで社会的にも株式市場的にもマイナスにしかなりませんから…。

ESGが蔓延するのは株式市場にとってマイナス

Golondrina barranquera (Pygochelidon cyanoleuca)

今回はESGのうち社会(Social)については取り上げませんでしたが、人権無視のブラック企業が上場しているくらいなので、寄付をしたり社員の人権が守られたりしている程度でも日本ではありがたがられるのかもしれません。

「そんなのできて当然でしょ!」ということができているくらいで「スゴーイ!ESGだから投資しちゃおう」なんて思う人は、合コンで冴えないオッサンの自慢話に相槌を打ってあげちゃう優しい人なんだと思います。

ですがそんなものに関わっていても損をすることはあれど自分が報われることはないので、さっさと縁を切ることをおすすめします。

何の取り柄もないESG企業が蔓延することは、投資家にとってマイナスにしかなりません。

参考リンク:

ESG投資の対極にある投資手法が「ヴァイス投資」「悪徳投資」です。詳細は下記記事にありますが、ESGにうつつを抜かすくらいなら、こちらの方がまだマシなんじゃないかと思います。

ESG投資と対極にある「ヴァイス(悪徳)投資」とは?悪者企業の特徴と該当銘柄