一般的に、老後資金には約3,000万円が必要と言われています。

これは夫婦が二人で生活する場合、ということでシミュレーションされた金額ですが、実際には各家庭によって状況も様々でしょう。

しかし、お金は何もせずに増えてはくれません。

この記事では、40代の会社員の方が株式投資で老後資金を貯める3つのポイントについてご紹介します。

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少しでも多くの株式投資の経験をする

株式投資で老後資金を貯めようと考えているならば、今すぐに株式投資を始めていくのがいいと思います。

というのも、株式投資というのは経験が重要になってくるものだからです。

実際にお金をかけて投資をしていくことで、

  • どの株がいいのか?
  • どのタイミングで買ったり売ったりすればいいのか?

といった基本的なことが分かるようになってきます。

 

また、経験を重ねることで自分が陥りやすい失敗のポイントや、自分がやりやすい、勝ちやすいスタイルというのが分かってくるのです。

こういった感覚は、ただインターネットや本で勉強しているだけでは手に入りません。

実際に自分の稼いだお金を使って経験していくことで分かってくることがたくさんあります。

まとまったお金がないと株式投資はできないんじゃないか?なんて、自分にとって都合の良い理由をつけて、いつまでも逃げていることはないでしょうか。

確かに元手は多い方がいいですが、それ以上に大切なのは経験です。

「退職金が手に入ってから始めよう」と思っていては、少し遅いのです。

 

そのため、40代という年齢は株式投資を始めるにも最適な年齢なのです。

お金は、方法しだいでは年齢を重ねてからでも得る方法はいくらでもあります。

 

しかし、あとから経験を得ようと思っても、もうどうしようもないのです。

株式投資では色々なパターンを感覚で覚えることで利益を得やすくなる、という声もたくさんあります。

損失が出そうな時にそれをキャッチする直感力、危険を避けるための方法は、自分で実際に学んで覚えていくしかないと言えるでしょう。

そのために、少しでも早いうちから株式投資を始め、少しでもたくさんの経験をすることがおすすめです。

 

少ない金額からチャレンジしていく

老後資金を貯めようと思って株式投資を始めたなら、無理をしないように注意しましょう。無理というのは、大きな金額を動かすことです。

 

経験者もそうですが、初心者であればなおのこと、大きな金額で勝負に出るのはやめておきましょう。金額が大きければ大きいほど損失も大きくなるのはもちろんのこと、初心者は株式投資に慣れていないため、損失を出す確率も高くなってしまいます。初心者は、経験者のように危険を避けるためのカンもなければ、その方法も分からない状態だと思います。

 

少ない金額から挑戦していって上手に利益が出せるようになれば、それは自信にもつながります。せっかく老後資金を貯めるために始めたのに、「最初に大きな損失を出してそのままやめてしまった」では、あまりに悲しすぎます。

 

何事もそうですが、最初は色々と失敗しながら学んでいくものです。株式投資も、実際にやってみると自分が思っていたのとは違う感覚を覚えることもあるでしょう。

そして小さな失敗をいくつか経験しながら、最終的にきちんと結果を出せれば問題ありません。

短いスパンではなく、長いスパンで利益が出せるよう、最初は少ない金額からチャレンジしていくのがいいと思います。

40代の会社員であれば、ある程度の貯蓄もできていると思います。

少ない金額から始めて、コツを掴んできたら金額を増やすことも可能なのが「40代」で「会社員」の方なのです。

 

損失はできるだけ少なく抑える

株式投資では、最初はなかなか結果を出せないということも多いでしょう。

その時に注意してもらたいのは、損失をできるだけ少なく抑えるようにすることです。

 

また、避けられる損失は回避できるようになるのが一番理想です。

初心者はとくに、最初は株式投資の感覚が掴めず損をすることもたくさんあります。

 

確かに株式投資ではたくさんの経験をすることが大切なのですが、かとって、必要のない損失を出すような経験をする必要はありません。

40代の会社員の方であれば、これまでも様々な経験をされてきていることと思います。失敗などもあったかと思いますが、大きな失敗よりも小さな失敗で済ますに越したことはありません。

 

インターネットで少し調べれば、株式投資で損失を少なくするための方法についてたくさん紹介されています。

例えば代表的なのは「買わない方が良い株の特徴について」です。

動きが激しい株は、株式投資に慣れていない人では対応しきれないことがあります。

 

また、ニュースなどで話題になっている株もつい手を出したくなってしまいますが、そういった株も突然動きが激しくなることがあるので初心者が扱うには不向きな株です。

こうした情報を集めながら、「少しでも損失を抑えるためにはどうすればいいか?」と考えながら株式投資をしていくのがいいと思います。

 

大切な資金を少しでも減らさないように、また「ここぞ!」というタイミングは必ず訪れますので、その時のためにも損失は少なくして、資金を温存しておきましょう。

また、万が一大きな損失を出してしまっても、40代の会社員であればこれから取り返すことはいくらでも可能なのです。

 

株式投資で老後資金を貯めるにはコツコツと!

株式投資で老後資金を貯めるためには、今すぐに大きな利益を出す必要はありません。

ご紹介したように、コツコツと慎重に経験を重ねていくことで、結果的にきちんと利益を出していくことも可能です。

 

株式投資には何より経験が大切です。

40代の会社員であれば貯蓄もあるうえに、経験を積んでいくにも決して遅い年齢ではありません。

老後資金をしっかり貯められるように今から株式投資を始め、たくさんの経験をしていきましょう。

 

老後資金を貯めたあとの運用方法についてはこちらもご参照ください。

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